ニセイのたまにブログも書いてるぞ(ドンドン!!

プリコネRの主にユイに関してのあらゆる事を呟くブログです

プリコネ界の「キュゥべえ」?模索路晶の罪・エリスの苦悩

ツイッター上、SNS上ではプリコネRのヒロイン達

特にプレイアブルキャラ達は良いキャラ

そうでないキャラは悪いキャラ

そう捉える方が多いみたいだけど

この物語はそんな単純な話ではないと思ってる

 

現在、モンスターストライク(モンスト)にて

まどか☆マギカのコラボが実施されてるが

この物語も決して善悪の概念のストーリーではない

 

魔法少女になるといずれ魔女になる宿命を背負った

哀しい宿命を背負った少女たちのストーリー

魔女は決して「悪」で片づけられる存在ではなく

寧ろ自分たちの未来の姿

 

だからまどかは願った

魔法少女たちが二度と「魔女」にならない為に・・・

 

ほむらはそんなまどかを愛おしく想い

キュゥべぇは予想外の願いに戦慄する

その続きが劇場版の叛逆の物語で、キュゥべぇは猫被りながら本来の目的への模索

ほむらはまどかを救う為に修羅の道へ進む事をも厭わない覚悟

それを展開する

 

 

話をプリコネに戻す

 

この物語も言うなら「願い」の物語だ

まどかの立ち位置がユイ

ほむらの立ち位置が騎士クンや美食殿、そしてエリス

キュゥべぇの立ち位置が模索路晶(ラビリスタ)

 

全部がとは言えないが、自分は大体そんな感じで読んでいる

 

 

まずキャラのイメージが白にピンクとまどかとユイは極めて似ている

そして騎士クンや美食殿のキャルは黒を基調としたデザイン

更にエリスは紫のイメージカラーとかなりほむらカラーに近い

 

キャラのデザインだけでなく、役割も近い

ユイは実際願いを叶える側

まどマギの場合、魔法少女全員が願いを叶え、それが因果に繋がってるが

まどかはその願いが世界の理を変えるほどの影響力を与えた

 

ユイの願いもそう

アストルム全体のシステムを根っこからひっくり返し

「騎士クンが幸せで居続けなければならない世界」

を作り上げた

 

それを謳歌し堪能してるのが騎士クンと美食殿

ほむらと違うのは、彼や彼女らはそれを享受し謳歌し続けてる所

そしてエリスはほむらと違い、ユイを憎み続けてる事

エリスはユイの願いの為に自分が仮想の世界に閉じ込められ続け、その世界を管理し続けなければならない

永遠に・・・

ほむらと違い、覚悟を以って世界に関与してる訳じゃなく

強要されつづけてるのである

 

誰に?

晶ことラビリスタが濃厚と考えている

晶の望みとは何か?

単純明快で

「騎士クンの優しさが世界を変える」

そんな理想の世界を実現したい

それだけだろうと思われる

 

だがその世界を作ろうとしたことが

俗にいう「ミネルヴァの懲役」に繋がってしまった

願いを叶えたユイを依り代に本来は新しい世界が創られる予定であったが

アクシデントでユイの存在を見失ってしまった

 

その応急処置が・・・

 

エリスである

 

ミネルヴァの懲役でのアクシデントで依り代であるユイが感知できなくなって

代わりに創られた存在が「エリス」

ユイの代わりである

 

 

エリスは不完全な存在が故に

世界を維持する為、ずっと拘束され続けなければならない状態になってる

 

世界を維持する為だけに存在するエリス

世界の存在の要として必要なユイと騎士クン

その状況を維持しつつ、打開策を練り続ける晶

 

それだけなら気持ちは分かるが

晶の行動には罪の認識よりも

「自分の行動を如何に善良な方向性へと導いてくか」

が主となってる気がする

 

要するに自分がやってる事を「過ち」だと極力認めたくない方向性で動いている

だから「エリス」を不安要素としか見ていない

「エリス」を除去すればどうにかなる

自らの過ちを都合よく捉え、「仲間たちとの友情・絆の勝利」

そういう方向性に持っていきたいのだろう

 

そうすれば現実の世界でもアクシデントは仲間たちとの協力で救われた

自分の過ちでトラブルもあったが、自分も罪の認識を感じて収束へと向かうよう最善を尽くした

だから少しは許してもらいたい

「ミネルヴァの懲役」によるアクシデントを・・・

 

私はそれが「晶」の「罪」だと思っている

 

そもそも固有ストーリーの段階で既に違和感があった

 

今まで人間になんの関心も興味も示さなかった医者の卵が

「騎士クンの善良な行為」

それを見かけて人が変わった様に関心を抱き、目標を持つようになった

全ては「騎士クンの優しさがすべてを変える」と認識した

晶の直感!

それがエリスの述べる

「全ての元凶!」

だと私は思う

 

 

エリスは闇雲に世界を破壊したり傷つけたいと考えてる訳じゃない

明確な理由がある

それは

「彼女だけが世界のループを、意識を維持したまま何度も何度も繰り返し続けてる」

そんな残酷な賽の河原状態を気が遠くなるほど繰り返してる

そんな無限ループからの脱却

それが本来の彼女の想い

 

それを他者にもわかって欲しくてたまに気持ちを打ち明けている

だけども理解されない

「仲間たちとの絆には敵わない」

「コッコロちゃんはそんな事願わなかった」

「エリスの仲間たちには裏がある」

「騎士クンの仲間との友情は本物」

見当違いの美辞麗句の数々・・・

 

これにはさすがに苦笑して見るに堪えない

一見さんや気づいてない人には晶の行動が正義たる勇気ある行動に映るだろう

だけど、エリスのおかれた状況を鑑みると

そうとは言い切れないことがわかってくる

 

エリスは現状に「苦しんでいる」だけなんだという事

ホマレはゲーム感覚でエリスに勝つ「ゲーム」を楽しんでる「だけ」だが

エリス本人はこの繰り返し続く「ループ」の世界から解放されたいだけなんだという事

「強さ」「能力」「世界を牛耳る全て」もいらない

「騎士クンがループから解放されて幸せを取り戻すこと」

それだけがエリスの望みだろう・・・

ユイの想いとなんら違わない

 

 

なのに晶という奴は・・・

手前勝手な逃げ口上の為に

「エリス」や「ヒロイン達」を都合よく利用し

「苦しめている」

それを「意図的」ではなく「自然体」で・・・

 

晶はそういう行為を「悪い事」だと認識できていない

人を巻き込もうが何しようが

「終わり良ければ総て良し」

過程がどれだけ悪かろうと最終的に解決できればオールOK!

それが晶の座右の銘なんだと感じた・・・

 

「ふざけんじゃないぞと!」

 

エリス側の立場からすればまさにそれ

ミソラが何故にエリスの傍に立って彼女をバックアップし続けたか

今になってようやく理解できた

確かにエリスやミソラが不愉快に思う気持ちが分かるような気がする

 

要は晶のそんな態度をみて

ユイもそう思われ続けてきたんだ

だとしたらユイもとんでもない風評被害を受け続けてきた事になる

 

表向き、晶がどんなにユイを慰めようとしても

所々語られる言い訳がボロッと口からこぼれる始末

コイツ、「何も反省していない!」

まさしくプリコネ界のキュゥべえ

それが模索路晶なんだと…実感した瞬間であった(おわり)